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エミケン 「日報」

東京・奥多摩にある 注文家具工房『エミケン』 の日々です

10月25日 ナイフ職人への道

昨日作った試作3号。あっという間にに 不具合発生 。上から2個目のカシメを内側に打ち過ぎたようで、ナイフを抜き差しするたびに革に当たり切れてしまった。試作2号はカシメなしだったが縫い目があっというまに切れた。カシメをもう少し外に打ってもどこかしらは当たる。

どうすりゃいんだよ~!とネットであれこれ見ていると 「革を一枚挟み込む」 のがいいよう。カバンで言う 「マチ」 みたいなものを付ければいいことが分かった。やり遂げないと仕事もできないので一晩かけて作り上げた。

革を一枚挟んだことで合計3枚の革をミシンで縫わなければならないが、エミ部門のミシンでは限界だったようで、針を3本折っ 手縫い に変更。手縫いはさすがだ!3枚くらいは訳ない。しかもひと針ごとに力をかけるので縫った後の革が木のように固くなる。ぐっと高級感がでる。

マチが付いたことでちょっと遊びが増し、ナイフが落ちる恐れがあるのでベルトを追加。この試作4号が大変調子が良いのでまたしばらく使ってみる。

エミさん、ありがとうm(_"_)m

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  1. 2017/10/25(水) 16:45:53|
  2. 鉄砲

10月24日 マタギへの道

さや、、、シースと言うらしい、、を作った。これは本当に難しい。雲をつかむような作業だ。慣れればもっとサクサク作れるのだろうか?とにかく最適な寸法が全然見つからない。革の厚さによっても寸法が変わる。 「試作を一回作り、本番はヌメ革を手縫い!」 なんて思っていたけどとてもじゃないけど本番に行けない。ヌメ革をだめにしたらもったいないし、手縫いとなると一日仕事。失敗した時の落ち込みようは容易に想像できる。

3回試作したがこの3個目を本番としてしまえ!もうこれでいい!!壊れたらまた作る!!!

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  1. 2017/10/24(火) 16:53:30|
  2. 鉄砲

10月23日 マタギへの道

ナイフを仕上げた。ベルトサンダーで荒削りし、紙やすりで研磨。最後につばき油を塗って完成。ローズウッドに油を染み込ませた瞬間、別物の様な、金属的、いや石の様な艶が出て、それは息をのむような美しさになった。もっとしつこく研磨すればもっともっと美しくなるのだろう。

ナイフ作りが一本で終わらない理由が分かった気がする。ひとつ仕上げると課題が必ず出てくる。 「次はもっとこうしたい」「もっと美しく仕上げたい」 。。今回も若干柄が細身で、握った時の豊満感が今ひとつ感じられず 「もうちょっと太くしたい」 という欲求が出た。
 「獣をさばく」 という用途で考えるとくるくる取り回しが出来、調子は良さそう。これはこれで超気に入った。

次回はブッシュナイフ的なゴツいナイフを作ってみたい。その前にコイツのサヤを作らなければ。

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  1. 2017/10/23(月) 18:51:58|
  2. 鉄砲

10月22日 マタギへの道

狩猟に必要な物、 ナイフ 。昔からずーっと欲しかったナイフがある。 「袋ナガサ」 。日本の狩猟ナイフの最高峰と言われている。3万円程。工芸品ではないプロが認める実用品。まったくリーズナブルである。しかし思った。まだ鹿一頭をも仕留めていないど素人に持つ資格はないだろう。

、、、と言うようなことを師匠に相談したら 「自分で柄を付ければまだ使えるだろう」 と古いナイフをくれた。聞けば昔自分で作ったナイフだと言う。鋼材を自分で切り、焼きを入れ、刃を付け実際に使っていた。今は10作目のナイフを使っているそう。そうか!マタギは自分でナイフを作るものなんだ!こんな物語のあるナイフこそ身に付けたい!

台風で家から出られない休日。柄付け作業にはうってつけ。木っ端置き場に寝かせてあった小さな ローズウッド 。今ではなかなか貴重な材だが、丁度使えそうな大きさ。ようやく日の目を見る。これしかないから慎重に作業する。一作目にしては上手く行った。エポキシが乾いたら成型して完成。次は革でサヤを作ろう。

川の水量がどんどん増えている。今日は寝ずの番になりそう。

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  1. 2017/10/22(日) 20:33:59|
  2. 鉄砲

10月12日 マタギへの道

解禁まであと一ヶ月。大事なことを忘れていた。銃所持許可証の 用途変更 をしなければいけなかった。今まで 「標的射撃」 のみだったところに 「狩猟」 を追加。これをせず狩猟をしてしまったらお縄です。

早速警察署へ行き手続きをした。もう何度ここへ足を運んだことだろう。ワシにとって警察署はまったく敷居の高い場所でも緊張する場所でもなくなった。先方も完全に顔を覚えてくれたし、普通の役所です。

一番はじめからお世話になっているMさん。姿も声も二谷英明そっくりの超ダンディー。。。。。「泣き落としのMさん」 と言われ今まで落とせなかった容疑者はいない。あと一週間で定年退職と言う日の退勤後、予約していた孫の誕生日のプレゼントを取りにオモチャ屋へ寄ってからの帰宅途中、何者かに後ろから刺され殉職。。。。というイメージがぴったりの人。

そんなMさんがこともあろうにゴム印を押し間違えた。 「ははは。佐藤さん、間違えちゃった」 とあくまで冷静に詫びてくれた。これを見るたびMさんを思い出すだろう。

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  1. 2017/10/12(木) 18:38:21|
  2. 鉄砲

9月29日 マタギへの道

射撃場で鉄砲を撃つのとは違い、実猟ではいろいろな装備がさらに必要になる。中でも重要な装備 「ダットサイト」 が届いた!やばい。まいった。ちょーかっこいい!!

いろいろあって迷ったが、日本製のコイツにした。頼むぜ。

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  1. 2017/09/29(金) 20:48:23|
  2. 鉄砲

9月25日 マタギへの道

猟期まであと 2ヶ月弱 。すっかり練習をさぼってしまっていた。狩猟免許を取れたことでちょっと気が緩んでいたな。

久々の 射撃練 、驚くほど当たらない。甘くない。こんなことじゃ山で目の前に鹿が出てきても当たるはずがない。気持ち切り替えよう!

鉄砲の手入れは実に心落ち着くひととき。サムライが刀の手入れをしている気分だろうか。禅や茶道にも通じるものがあるか。

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  1. 2017/09/25(月) 20:43:14|
  2. 鉄砲

9月20日 マタギへの道

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猟友会からベストが届いた。嬉しい~!けど、ちょっとダサイ~。


  1. 2017/09/20(水) 20:34:26|
  2. 鉄砲

8月20日 また出費

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狩猟者登録申請 をした。これで今季狩猟ができるとともに、晴れて奥多摩猟友会の会員になれた!本当に長い道のりだった。そして本当にカネのかかる道楽だ。ここまで出る一方。 「プロの猟師になってやる!」 なんてうそぶいていたが果たして今の日本でそんなことが成り立つのか。しかし道楽のままで終わらせてしまってはエミさんは納得してくれない。頑張ろう。



  1. 2017/08/20(日) 21:01:14|
  2. 鉄砲

7月15日 本番!

狩猟免許試験 が終わった。ここ最近 「来週試験だ」 とか 「明日試験だ」 とか書いていたが、こういうことを書くと当然結果も言わなきゃいけないことに今気が付いた。こんな書き方をすると 「落ちた」 みたいだけどまだ結果は出ていない。結果は28日に発表になる。立川の合同庁舎まで行かなければいけない。

銃所持も含め役所や警察に何度通ったことか。そういうことに耐えられるかを明らかに試している。この 「お百度参り」 を笑顔で繰り返す事が出来た者にのみ与えられる資格なんだ。

午前の筆記試験に合格した者が午後の実技試験に進める。無事 「多摩351」 があった。結構落ちた人もいるようだ。 「多摩」 とは立川で申し込んだ者。ただの数字は新宿都庁で。 「大」 は大島?

そう言えば杏さんのダンナがいた。現物で見ると桁外れの長身とイケメン。タイゾーもあれくらいになってもらいたいな。

写真は綾瀬の飲み屋街。ワシはあまりこういう場所好きではないが夜来るといい感じなんだろう。そして帰りの車窓から見た荒川。
あまりの暑さに 「荒川でもいいから泳ぎたい」 という心象風景。

28日。合格していたら報告します。ほんとに疲れた。

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  1. 2017/07/15(土) 20:27:37|
  2. 鉄砲
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注文家具工房 『エミケン』

エミケン ケン

Author:エミケン ケン
www.emiken.com
東京・奥多摩 「氷川城」城主。
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