



高円寺で行なわれた
「4.10 原発やめろデモ!!!!!!!!!」 に参加してきた。
デモ初心者なので、今回の規模が大きいのか小さいのかわからない。しかし警察官の数を見たら「これはただ事ではないな」と感じた。しかし警察官も殺気立っているわけではなく、微笑を持って職務をこなしている。ワシも警察官だったらこういう仕事はいやじゃない。中には当然デモに参加したい警察官もいると思うが、そこは公務員。グッとこらえ感情を殺しているに違いない。
我々にとっては興奮するに充分な規模だった。子供はなおさら。しかし集合場所の公園はあまりに狭すぎた。タイゾーが「うんこしたい」と言った時には青ざめた。このみっちり圧縮された人ごみを掻き分けて、向こう側の公衆便所にはたしてたどり着けるだろうか?間に合うだろうか?と。
ひとつの目的のために集った人々ではあるが、それらは千差万別。仮装行列さながら、ロックフェスさながら、などなど。違う場面で出会ったなら、自分たちとは到底相容れない人種も大勢いたが、しかしこの時は気持ちはひとつ。不思議な連帯感が生まれ、相容れない人たちがむしろ頼もしい存在にさえ見えてくる。
まずは巨大スピーカーを積んだ大音量の車が行く。続く人種もそれらしい連中。これにはついて行きたくない。次も似たような車。レゲエラップでとてもノレル。タイゾーも太鼓がすすむ。しかしうるさすぎるしちょいエロなのでこれもスルー。チンドン屋集団、ええじゃないか集団、仮装集団などなど続々と繰り出して行く。
そうこうしているうちに公園が空いて来た。大人に占領されていた遊具が開放されると、子供たちが群がって遊び始める。残る集団は自動的に子連れがメイン。遊ぶ子供を肴にビールなど飲む。楽しい、実に楽しい。ちょっとした花見だ。太鼓もあるし。
あんまり飲んでいると酔っ払って何をしに来たのか分からなくなるので、腰を上げる。ささやかなな鳴り物と控え目な肉声を備えた礼儀正しい集団。居心地がいい。
警官に誘導され道路の端を列を組んで進む。前も後ろも先が見えないほどの長蛇。これは凄いデモなんじゃないかな。だんだん興奮してくる。声も次第に出る。気持ちがいい。主義主張を集団で大声上げることなど非国民かと思ったが、憲法で守られている大事な権利。これですぐ意思が伝わる訳もないが、そんなことは別にしてとても気持ちがいい。カネもかからない。やらなきゃ孫。
今まではワシもそうだった、道路の向こうや歩道橋の上やビルの中から眺める人たち。応援してくれる人もいれば眉間に皺を寄せている人も。確かにこの人数が大声で歩いたら、寝かしつけた子も起きるし、コワイ気もする。あとでネットなどを見たら、かなり地元の人からも迷惑がられていたよう。相当うるさい大音量の連中は一握りだが、見るほうはそれが全てに思えるのだろう。デモのたびに敵を増やしてしまっては元も子もないので、これは今後の課題だろうな。
しかし、このように自分の意思を表現できる若い人がたくさんいることが分かっただけでも、本当に嬉しい。顔の見えないところでコソコソ、、じゃない連中の視点の定まった面構えを見て心底頼もしくなった。このデモに参加できたことをとても誇りに思う。是非継続したいと思う。
あなたのおこなう行動がほとんど無意味だとしても
それでもあなたはそれをやらなければいけません
それは世界を変えるためにではなく
あなたが世界によって変えられないようにするためにです
(マハトマ・ガンジー)
人のなんとも言わば言え
我が成すことは我のみぞ知る
(坂本龍馬)
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- 2011/04/10(日) 23:55:10|
- ガンバレ日本!
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