

艇庫作りは
「エミケン倶楽部ハウス」 の序章でした。そう。今せっせとそんなものを作っております。奥多摩からナニかを発信するための
秘密の隠れ家 です。
暫定艇庫が完成しフネの居場所ができ、作業しやすくなったので、お次は以前の住人が作ったヤッツケの遺構を撤去にかかった。とにかくやっつけの手作り物置があったのだが2007年の台風で流れた。きれいさっぱり流れてくれれば良かったが、そうもいかなかった。流されたのは大事なカヌーやキャンプ道具などなど。その後暇を見てちょっとづつ遺構を撤去し続けているが、なかなか進んでいなかった。
(「日報」2007年9月7日参照→
[コチラ」)
津波被害にあった地域はこれの桁違いの作業に日々追われ、先がまるで見えてこないかと思うと心が重くなる。しかしやっただけ必ず目の前の景色が変わることは、どんな重労働をも可能にすると思う。そしてあるとき振り返ると相当な高みにいることに気づくと思う。こんな遠くで自分のためだけの作業をしている人間が言うのはほんとに心苦しいが頑張って欲しいです。
昨日今日と時間を作って作業をした甲斐があり、ようやく
「ゼロ」 にすることができた。今までショールームや工房、住居と氷川城のあらゆる場所を改装してきたが、とにかくゼロ、まっさらな状態にするまでが精神的にも肉体的にも大変なのである。この作業を私は
「負の作業」 と呼ぶが、ようやくこのゼロが
「正の作業」 のスタートラインになる。ここからの作業は今までとは真逆の精神状態になる。ルンルンってやつだ。やればやるだけ思い描いていた形が目の前に出来上がってくるのだ。
写真上が作業前の状態。そして下が「ゼロ」の状態。まだ廃材はたっぷり残っているので、こいつらを切断して薪にするという作業はあるが。
構想としてはここに広いウッドデッキを作り、ちょっとした小屋を作ろうと思ったが、こうしてスタートラインから眺めると、
何もないほうが良い と思えてきた。何もないほうが可能性は膨らみそうだ。運動場にもなる、テントを張ったっていい、キャンプ用のテーブルと椅子だってたくさん出せる。うん。何もないほうがいい!
石窯だけは作ろう!!
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- 2011/06/07(火) 21:24:10|
- 氷川城のこと
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