超仕上げ鉋盤の修理。
板厚を検出するセンサーの先に付いているベアリング。樹脂がコーティングされているので、経年劣化でボロボロに。同じベアリングは今でも売っていて、1個400円程。とりあえず購入し修理に臨んだ。しかし簡単に交換できるだろうと思ったら大間違いだった。
ベアリングに圧入してあるピンが板金部品にカシメてあり分解不能。タガネでたたいても外れる気配なし。力加減を徐々に増していくと板金部品がゆがんできた。これがイッちゃうと厄介なので作戦変更。カシメてあるピンを両側からグラインダで削った。どうにかこうにか古いベアリングを外せた。ピンの再利用はあきらめた。
さて新しいベアリングをどう取り付けようか?軸径はΦ8㎜。圧入できるピンなどない。M8のボルトを差し込んでみると圧入ほどではないがゆる過ぎずきつ過ぎず。板厚のセンサーなんかこれ位の精度で十分なのでボルトとナットで固定した。まったく何の問題もなく機能した。次回からは簡単にベアリングの交換ができるようになる。
メーカー的にはこのセンサー部分をASSYごと交換してほしい魂胆なんだろう。きっと2,3万円はするだろう。その手は桑名の焼きハマグリだ。

- 2016/11/02(水) 20:46:22|
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