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エミケン 「日報」

東京・奥多摩にある 注文家具工房『エミケン』 の日々です

12月19日 山登り

p20101219.jpg

ああ、久々の山登り。この時期の山、いや、屋外が大好きだ。清潔感、緊張感、透明感があり、とても心が洗われる。適度な寒さが心地よい。極寒は不可。

0610氷川城発-0633登山道入口-0915鋸山-1112御前山-1405小河内ダム

エミさんに弁当を作ってもらい、朝まだ暗いうちに城を出る。これが地元ならではの特権。まずは我家から見える鋸尾根を歩き鋸山に至る。日々この尾根と山を見ていて「一度登らねば」と思っていた。ようやくかなった。予想通り尾根筋からは氷川城が良く見えた。これは結構元気が出るものである。「今頃タイリュウはゴゼイジャー観てるかな」とか考えたりしながら歩く。

しかし名前の通りノコギリ状の岩場の険しい尾根なので、油断は禁物。昔は修験道の場だったようで、一番険しい岩場に天狗と修験者が奉納されていた。ちょうど氷川城の方角に向いている。毎日天狗に見守られているかと思うと非常に嬉しい。

今では危険な場所にはハシゴや鎖が設置してあるので気を抜かなければ安全ではある。しかし昔はヤバかったことは容易に想像がつく。

鋸山山頂は見晴らしが悪く、城は見えなかった。ここまで誰にも人に会わなかったが、この山頂で一人会ったので記念撮影が出来た。軽く紅茶とシュトーレンで腹ごしらえ。エミ姉作のこのシュト-レン、沁みました。寒い空気と熱い紅茶が最高の味付け。他に持っていった市販のただ甘いだけのドーナツはとても食う気になれなかった。ごちそうさまです。

ここから氷川城を離れる方向に歩き御前山へ。この道中ではちらほら人に会う。それでも最盛期の日曜日だったらこうはいかない。1分ごとに「こんにちわー」と挨拶せねばならないし、最近のクマ騒動で装着率ほぼ100%のクマ鈴の音が山全体にこだましているだろう。

葉がすっかり落ちて明るい森の中を左頬に日差しを受けながら歩く。それでも空気は冷たくとてもいい緊張感が持続できる。落ち葉の絨毯が心地よい。静寂とはこういう時間のことを言うんだろう。色々なことをとても穏やかに考えられる貴重な時間である。

御前山山頂は 「奥多摩三山」 だけあり人がそこそこいた。ここも最盛期だったらこんなもんじゃないんだろうな。前回の山登りではコンロを持っていかなかったが、今回は持って行った。 「寒い山でインスタントラーメンを食う」 これは冬の山に登る第一目的と言っていい。軽くて簡便なガス式コンロと、年季の入った重くて扱いが若干面倒なガソリン式コンロを持っているが、迷わずガソリンにした。自己満足自己満足。周りの人たちもほぼ全員コンロで湯を沸かしていたが、100%ガス式だった。優越感!慢性的に痛い左足首が結構痛くなってきたのでテーピングをする。

ゆっくり自己満足を楽しみ、下山。常に日差しを受ける明るい道で、むしろまぶしいくらい。落ち葉のおかげで足元のクッションも良く快適。下るにつれ奥多摩湖が見えてくる。光線を湖面が乱反射させ、その光が葉の落ちた森を抜け下から射す。そしてダムの巨大建造物が見えてきた。無事下山。エミタイリュウが車で迎えに来てくれていた。今日もいい山登りだった。

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  1. 2010/12/20(月) 07:10:32|
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エミケン ケン

Author:エミケン ケン
www.emiken.com
東京・奥多摩 「氷川城」城主。
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