生憎の雨の日曜日、、実はこんな天気は嫌いじゃない。雨にけぶる山々はまるで水墨画のようで心が落ち着く。心身とも休めたい休日にはこんな天気が最適だ。快晴の休日などは朝からソワソワしてしまい、あれこれやってもまだ「あれもしなきゃこれもしなきゃ」と気ばかり焦ってしまう。
霧雨の中、ビー造との森の中の散歩は実に気持ちよがいい。いろいろな成分が木々から分泌しているようで、「これが森林浴ってやつかぁ」と今さらながらその効能を体感しつつ歩いていた。犬を飼わなければさすがにこんな日に早朝から森に入ったりしない。
「犬を飼ってよかったなぁ」 としみじみ味わいながらの散歩だった。

朝からエミさん、リュウゾーに
食育 の特訓を施していた。リュウゾー、こん棒を持つ姿がなかなか様になっている。体型が職人だな。

ナントカという食べ物で、これに手巻き寿司のように肉炒めとレタスとなんやかやを自分で巻いて食う。朝からなかなか楽しいイベントだ。エミさんも雨の休日、なにかと腐心してるよう。

こんな日は ショールームを開放して
運動場 にしなければならない。こんな
ケダモノ三匹 を神聖なショールームに放牧するのはホントは嫌なのだが、仕方ない。しかしこのケダモノたちもなかなか分別が付いてきたようで、そう極悪なことはしない。一番心配だった三号はむしろ一号二号のパワフルさに圧倒されて、コソコソ逃げ回っていた。が、そのうち慣れてきて、秘技
『ベロベロ攻撃』 をお見舞いしまくっていた。不意を突かれると口の中までベロが入ってくる強烈な攻撃。もちろんワシもやられる。
見ていると、ビー造がいるおかげで遊びが不規則、不確定になり、いい意味でアクセントになっていた。まるで
「肉料理の合間に食べるキュウリのぬか漬け」 のように。おかげで飽きがこない。

ケダモノ共もひとしきり疲労したのでテレビ部屋に追い込む。その後ビー造を連れ、煙る夜の旅館街へ出る。昼間の喧騒が嘘のような観光の街。深呼吸しながら歩いていると、高ぶった気持ちが鎮まっていく。「明日はあれをしようこれをしよう」と頭を整理させることもできる貴重なひととき。ビー造がいなければこんな時間にも出歩くことはなかったろう。まるでワシの散歩にビー造が付き合ってるようだ。
「犬の効能」 は思いのほか大きいなあぁ、としみじみ思う雨の休日だった。
- 2011/11/07(月) 05:13:46|
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