今日はテーブルなどの天板が反らないようにするための補強、
「吸い付き桟」 を取り付けるための加工をします。
スイツキザン 。。すごい名前ですね。その名のとおり、吸い付いた桟が板が反ることを許さないのです。そのためにはかなり高精度な加工が必要になってきます。
前回の授業で勉強した
アリ組 の応用になります。保育園の、、、
今日は
メス側 、、木工では頻繁にオス、メスが出てきます。改まって説明するとちょっと恥ずかしいですね。。。メス側、つまり天板側に溝を掘ります。使う工具は
溝切りカッター と
ルーター です。
日立 と
マキタ ですねぇ。当工房で使う手持ちの機械のほとんどがこの二社ですね。たまに
リョービ があります。
いきなりルーターで彫ると刃が欠けたり、木が欠けたりするので、まずは溝切りカッターである程度彫ってしまいます。あとでルーターで仕上げるので”大体”で結構です。

大まかな溝が掘れたら、いよいよ仕上げのルーター。長い距離、同じ幅、そして数ヶ所のアリ溝を掘るので、
専用の冶具 が必要になってきます。皆さん冶具は作ってきましたね!
実は厳密にいうと
同じ幅ではないんです 。若干向こうを狭くすることにより、桟を挿入するにしたがってキツくなるようにするのがベストなんですね。狭いと言ってもほんのわずか。
「広くさえならなければ良し」 くらいに思ってればいいです。広くなるのだけは避けましょう!
だから冶具の調整はしっかり行ってください。センセイの冶具は、木ネジで固定せず、
Mネジ で微調整できるようにしてあります。
さ、しっかり板の反りを強制しつつ冶具を固定しましたか!そしたら一思いに
丹田に力を込めて 肩の力は抜いてルーターを冶具に沿わせて押してください。あ、もちろんルーターにはアリ溝用の刃はつけてくださいね~。

できましたか~?次回は
オス の製作になりまーす。しっかり予習してきてください!
- 2012/01/18(水) 23:15:10|
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