
奥多摩を出るときは
梅が満開だった のに、ここ新松戸では
桜が満開 だ。道中都内のあちこちにも桜色の塊が膨らんでいた。
この時期都会にも思いのほか桜の木があることに気づかされる。コンクリートでせっせと埋め尽くしているようでも、ちゃんと桜を残したり植えたり。そんな日本人の心意気が好きだ。
新松戸の
ドブ川 と言っていい用水路にも桜がずーっと植わっている。肌のきれいな若い木が多い中、この節くれだって重々しい腕を四方に伸ばした、ゴツゴツした肌の桜の木がとても気に入った。朝の散歩の途中、ここで一服。桜の木の下にいる安心感、幸福感をあらためて知る。若い木ではきっと得られないであろうレベルのナニかが、この老木からは出ている。朝のほんとに気持ちのいいひと時だった。

白黒で撮ったにもかかわらず見えてくる桜色。日本人じゃなかったらこの写真から桜色を連想することはできないんだろうな。
日本人のDNA を再認識する季節である。
- 2012/04/08(日) 23:20:42|
- 季節
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