
朝目を覚ますとちゃんと寝袋にくるまっていた。5時。散歩にでかける。見知らぬ土地の早朝散歩はなによりの娯楽である。起伏の多い土地で道も不規則。カーナビをポケットに入れていき、迷子になるまで気の赴くままに歩いてみることにする。
下界も寒いね。停めてある車や畑の野菜も霜が付いて真っ白。まだまだ畑や雑木林が残る土地柄ゆえか朝はちゃんと気温が下がるようだ。それとも今日が特別寒いのか。奥多摩はどうだろう?
雑木林を抜け高台をいくつも越える。高台から見下ろす屋根屋根屋根の景色がとても好きだ。ほとんど自然を感じない風景だが、川崎生まれ横浜育ちのせいか、こんな風景に情緒を誘われる。遠くに丹沢と富士山も望める。正月に江戸川の土手からも見たっけ。神奈川の人間にとって無意識のうちに心に刷り込まれた景色。奥多摩からは見ることの出来ない景色。いつの間にか心が欲しているようでついつい反応してしまう。心のふるさとってやつだろう。
あまり遅くなるとまた捜索願を出されてしまうのでぼちぼち戻る。見事に現在位置が分からなくなった。カーナビ起動。おお、結構歩いたね。しかし便利だ。野生の感がどんどん退化する。
玄関先で部活に行く長男タクミに出会う。寒いが頑張って。数年後の我家の風景。つい目を細める。家に入るとホカホカの朝食ができあがっていた。早練から帰った長男の気分。これを幸せと言わずしてなんと言うか。
日が昇っても今日は風が冷たい。からっからの北風が吹きすさぶ。子供たちを連れ雑木林に行き落ち葉まみれになって遊ぶ。正しい「子供は風の子」の図。大人には寒すぎ。早く戻りてぇ。
子供の手も顔も赤くなり大人も限界。城に戻る。今度は家の前でなにやら砂利で遊び始めた。かと思うと三輪車大レースが始まったり。子供が大勢いると遊びには事欠かないようだ。ワシの幼少時代、団地時代を思い出す。遊び相手には全く事欠かなかった。ひとつの集落のようだった。楽しかったな。
大人も子供も思う存分遊び、そろそろカラスは山へ帰る時間です。楽しい新年会もひとまずお開き。ヒラコウチ家の皆さまありがとう。
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- 2011/01/17(月) 06:27:28|
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