雑誌『AERA』 の取材を受けた。「働く夫婦関係」という連載記事です。3月以降の掲載と言うことです。是非ご覧下さい。
撮影は新進気鋭の写真家
キッチンミノル氏 。事前に過去の記事を見せてもらっていて、写真も見ていた。会った時にライターさんの
角田さん に「キッチンさんの写真どうですか?」と聞かれ、率直に「普通の写真ですね」と言ってしまった。ワシらより若干先輩のご夫婦が写った写真だったが無表情でそっけなく「なんでもない」印象を受けた。
しかし撮影時の氏のこだわりや、会話をしてて伝わってくる氏の情熱、そして後ほどネットで見せてもらった作品を見るにつけ分かった。笑顔やカメラ目線、目を引くポーズを廃し、それでもその無表情無愛想の中から発せられる人それぞれのオーラみたいなものを写し取ろうとしているのだと。写真を見ていると、つい写ってる人々の人生を思い描いてしまう。過去も将来も。そして全体的にトーンを落とした雰囲気からか強烈な郷愁を感じる。見るときの気持ち次第では下手をすると涙さえも出てしまうかもしれない。ワシの「一期一会」と同じかそれ以上に人を愛している姿勢がうかがえる。そういえば氏が「物語を撮りたいんです」と言っていたっけ。ワシの「普通の写真ですね」もあながち的外れではないが、もうちょっと言い方があったか。プチ反省。
氏の作品をかなり好きになってしまったが、これはひとえに彼と会って話をしたからだろう。家具でも写真でもその他あらゆる生み出されたモノたちを好きになるかならないか。それはモノ自体の完成度、センスは当たり前として更にもう一歩前にのめりこませる要素は
「作り手」 に他ならない。ワシは自分より10歳も若いキッチン氏と、いつしか同等に話をしている自分に気付いた。同等と言うと変だが、すでにワシが経てきた道のりを経ている、同じだけもう人生経験を積んでいることに気付いたのだ。ワシが遅いのか彼が早いのか、どっちでもいいが、こういう人物と話をする喜びは何物にも変えがたい。ちょとラブレターじみてきたが、いずれまた飲みながら話したいなぁ。
角田さん、キッチンさん、今日は遠路ありがとうございました。
さてさて。今日は節分。朝からタイゾー変でした。もう5歳だし大丈夫かと思っていたが、変だった。起きるなり思いっきり
理不尽モード 。言うことは聞かない、難癖をやたらつけてくる。。。エミさんもワシもとうとう雷を落としたが、その後気付いた。「え?保育園に鬼が来る日だから?」 どうやらそうらしい。とたんに愛しくなり優しくしてしまった。図体はだいぶでかくなったがまだまだガキなんだ。リュウゾーは相変わらずマイペース。お前の神経はまだ兄ちゃんほど上質ではなさそうだな。
予想通りタイゾー、保育園から帰ってくると別人のようにオチャラケに戻っていた。保育園では朝から号泣する子供続出だったようで、その光景を思い浮かべるとやたら幸せになってくる。
夜はワシが外に出て鬼になり、豆まきも滞りなく終了。外は本当に暗く結構怖かった。後ろに本物の鬼でもいるんじゃないかと。自然豊かな地に住むと自ずと芽生える
畏怖畏敬 。だからこそ奥多摩の子供は本気で怖がるのだ。鬼、天狗、河童は本当にいる。いなければいけない。人がこれらの存在を忘れた時取り返しの付かないことになるだろう。
宴はエミさん謹製の
手巻き寿司 と
スペアリブ 。我家の節分の食卓はいつからかスペアリブが出てくるようになった。またひとつ独自の文化が芽生えた。
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- 2011/02/03(木) 23:56:08|
- エミ菓子・料理
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