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エミケン 「日報」

東京・奥多摩にある 注文家具工房『エミケン』 の日々です

9月16日 タイと山登り

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またひとつ夢がかなった。 「我が子と山登りをする」

ごくごく初心者向けの 高水三山 を選んだ。実はワシも行ったことがなかったのだが、景色良し、里山、明るい森林、尾根歩き、ちょっとした緊張感のある岩場、寺院めぐりと、短い中にも変化のあるとてもいいコースだと思った。

そして何より、初心者向けなので、新品最新の装束をまとった 山ガール にたくさん遭遇できるのがいい!みんなもうまるで山雑誌から出てきたようなファッション。そして美女ばかり。

タイゾーは予想通り登りではグチをたれ、甘ったれオーラを出してくる。きっと日常生活でのように、 「今回はここまで」 と自分の都合で辞められる エスケープルート が用意されていると考えているのだろう。気持ちは分かる。しかし、山登りは一旦登り始めたらゴールするか振り出しに戻るか、、いずれにせよ「すぐ」にはやめられない。それが山登りの醍醐味なのだ。そして父ちゃんが山登りを通じて最も教えたいことなのだ。

いくら弱音を吐いても一向に父ちゃんが助け舟を出さないのを見て覚悟が決まったか、ある段階からは辛くても、顔には出てしまうもののブー垂れなくなった。

しかし不思議なもので、登りでは 「もうコイツ限界かな?」 と心配になるくらい息を切らせヘバっていても、下りになるとバカっぽい歌を歌って大はしゃぎ。無駄に体力を消耗している。子供にとっての 「疲れた」 は体力的なものでなく 99%精神的 なものなんだと思った。心配するだけ損する。

剣道である程度精神も鍛えられてるかなぁ、とちょっと期待してたがまだまだ。逃げ場のない  という環境は最高の道場だと思う。

三つ目の山 惣岳山 の山頂に着いたとき、タイゾーが流した涙には、こちらまでくるものがあった。いろいろな意味のこもった涙だったのだろう。山はいい!

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ひとつ目の山、高水山。まだまだ元気。これがゴールだと思っていたのでとてもご機嫌。

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ふたつ目の山、岩茸石山。気持ちが切り替わってかなり前向きになっていた。

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みっつ目の山、惣岳山。ここへの登りではさすがに体力も消耗し、心も折れそうになっていたが歯を食いしばって登っていた。登りきって「トウチャン、ここ頂上?」「そうだよ」と言ったとたん、涙がボロボロと。ワシもキタ(T-T )

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オマケ1。エミケン

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オマケ2。イシガエルと話すタイゾー

  1. 2012/09/16(日) 23:39:28|
  2. 山登り
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エミケン ケン

Author:エミケン ケン
www.emiken.com
東京・奥多摩 「氷川城」城主。
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