今回の仕事ほど納品の日が光速で迫ってきた仕事はなかったかもしれない。6月ごろお話をいただいてから
約半年 。着手する前は 「ボリュームあるけど段取り良くやればイケルだろう!」 位にしか考えてなかった。
徳島出張 も鼻歌交じりで出かけていた。
しかし納品まで
残りふた月 くらいからちょっと焦りだした。「なんだか思いのほかボリュームが多いぞ!」 しかしこれくらいのボリュームを楽々こなさなければ、いや楽々出なくてもいい、こなさなければこの仕事で食べていくことは難しいだろう。そう自分に言い聞かせて作業をしていた。
残りひと月くらいからはほぼ不眠不休。
3時作業開始、23時終了 みたいな日が続いた。しかし気力体力とも至極充実していて毎日楽しく作業が出来た。ちょっとづつ形が見えてくる快感。現場に運び込んだ時のことを想像すると俄然元気が出てきた。ただ子供たちと遊べないのがちょっと寂しい。山登りにはとてもいい季節で、タイゾーとまた山登りに行きたかったが、今季はおあずけだな。代わりに冬はスキーに行こうな。
諸々いろんなことを考えながら作業していた。
おかげで今回、作業の手がとても早くなったことを実感した。そしてタフな気持ちも身についた気がする。今回どの行程でも一回作業に取り掛かると、終わりが見えないような錯覚を覚えた。その都度
「終わらない仕事はない!」 と自分に言い聞かせていた。気休めに過ぎないと分かっていても実際に言葉に出して言い続けるとなんだかテンションが上がってくるのだった。
『玉川学園』さま このたびはエミケンに大きな飛躍のチャンスを与えていただき、心より感謝しております。
「高級品で生き残る!」 を
「房是」 (とは言わないかな??)とするエミケンの作品史に素晴らしい軌跡を追記することができました。
残りの作品もこれからまた心を込めて製作させていただきます。
『KEYAKI食堂』の詳細は→
[コチラ]
納品当日の朝、車への積み込みを待つ家具たち。

笑みを浮かべ倒れるケン。
「燃えかすなんか残りゃしない。後には真っ白な灰だけが残るだけだ」 by矢吹丈。燃え尽きるにはまだ早い。

発進を待つステップワゴン。後部シートをは外され、助手席まで荷物満載。

『玉川学園けやき食堂』 に搬入された作品たち。いよいよ施工です。武者震いが止まりません!
<六角棚> 施工完了!感無量(T-T )

後姿がよりかっこいい!

絵本を入れても絵になる~

そして別のフロアに置かれた
テーブルと椅子 嗚咽(T-T ) タイルも六角形で一貫したコンセプトに感心します。
統一の美学!!この食堂は
12月13日オープン となっています。総合学園らしい明るくにぎやかでかつお洒落な食堂です。一般の方も大歓迎ということで、どうぞ足を運んでみてください。有名な
玉川学園のクリスマスツリー もこれからが見ごろです。我が家も落ち着いたら家族で行ってみようと思っています。子供たちも工房で見ていた作品たちが、こんなゴージャスな場所にあるのを見たら、喜ぶだろうなぁ。
そうしてケンは、また次の仕事に黙々と取り掛かるのだった。
続く。。
- 2012/12/07(金) 23:20:30|
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